皆さんこんにちは。

みはし歯科クリニックです。

 

お口の中に痛みや違和感が生じたら、まずはどんな病気を疑いますか？

 

おそらく多くの人は虫歯を疑いますよね。

 

お口の中の病気といえば、虫歯が代表的だからです。

 

けれども、その痛みや違和感が歯ではなく、歯周組織に由来していることもあり得ますので注意が必要です。

 

ここではそんな歯周病と虫歯の痛みや症状の違いについて詳しく解説します。

 

虫歯の痛みは至ってシンプルなように思えますが、実はケースによってさまざまです。

 

ものを噛んだ時だけ痛みを感じることもあれば、慢性的にジンジンと痛みを感じることもあります。

 

痛みの発生元は歯の神経である歯髄（しずい）であることに変わりはないのですが、痛みの感じ方や現れ方が異なるため、患者さんご自身もどこで痛みを感じているのかわからなくなることも珍しくないのです。

 

とはいえ、歯周病の痛みと比べると、痛みの強度が高いといえます。

 

そのため、虫歯の痛みで我慢できなくなり、歯科を受診される方は多いです。

 

歯周病の痛みは、虫歯の痛みとは少し異なります。

 

まず、軽度の歯周病であれば、痛みを感じることはほとんどありません。

 

症状としては、歯茎が腫れたり、歯磨き後に歯茎から出血したりするのがメインとなります。

 

また、中等度の歯周病でも痛みが主症状となるのではなく、歯周ポケットが深くなったり、歯茎が下がったりする現象が目立つようになります。

 

歯周病の症状がさらに進行すると、歯茎の中に膿がたまって大きく腫れることがあります。

 

ここまでくると、我慢できないほどの痛みを感じることがあります。

 

つまり、歯周病というのは、重症化して初めて自覚することが多い病気といえるのです。

 

このように、歯周病と虫歯では、痛みや症状に大きな違いがあります。

 

とはいえ、似ている部分もあるため、患者さんご自身では判断できないことも多いので、気になる症状が現れたらまず当院までご連絡ください。

 

痛みや違和感の原因を突き止め、確実な診断を下します。その上で、最適な治療法をご提案いたします。