メタルフリー…金属を使用しない修復へ
こんにちは。調布・調布駅東口のみはし歯科クリニックの三橋です。
本日は金属を使用しない治療、メタルフリー修復についてお話しします。
メタルフリーとは
メタルフリーとは、その名の通り金属を使用しない治療です。日本の歯科治療では銀歯、いわゆる金銀パラジウム合金を使用した修復が多く行われていますが、できるだけ金属を使用しないで詰め物や被せものを作る治療を言います。
メタルフリーのメリットは
金属を使った修復、いわゆる銀歯では「金属アレルギー」「審美性」などの問題があります。欧米の国の中には使用を禁止している国もあるくらいです。日本では耐久性と加工のしやすさから主に保険診療で用いられます。
メタルフリー修復では基本的に金属を使用しません。コンポジットレジン、ハイブリッドレジン、セラミック等の材料を使って修復を行っていきます。歯と同じような色の材料のため、審美性がよく、金属アレルギーの心配はありません。
メタルフリー修復の種類
メタルを使わない修復は材料も含めてかなり進歩しています。ここでは代表的なものを紹介します。
コンポジットレジン
材料としてここ20年で一番進歩して、かつよく用いられるものはコンポジットレジン(CR)です。当院ではむし歯治療の第一選択となっています。
利点
健康保険適応であること
直接修復のため、一日で治療が終わり、歯を削る量が少ない
欠点
大きなむし歯の修復や力のかかるところには強度的に不向き
セラミック等と比較して材料の劣化や色の変化が大きい
ハイブリッドセラミック
レジンにセラミック粒子を混合したものです。CRの材質を強化したものになります。CRと同じように直接修復が可能であり、型どりをして間接法でよりきれいに仕上げることも可能です。
利点
直接修復、関節修復の両方に対応できる。
CRよりも強度があり間接法にも対応できる。被せものにも対応可能。
欠点
健康保険がきかないので自費診療になる。
完全にメタルフリーで行うとブリッジや大臼歯の被せものには不向き
セラミックに比べると審美性に劣り経年的な劣化や変色があるため前歯部の被せものには不向き
オールセラミック(通常のセラミック)
完全なセラミックで作られている修復物です。精密な模型を作るため特殊な型どりをして制作します。経年的な劣化がほとんどなく、歯垢や歯石が付着しにくいため、再治療のリスクを少なくできます。
利点
審美性に優れている
耐久性があり、経年的な劣化がほとんどない
プラークが付きづらく、生体との馴染みがいいため、歯周病やむし歯になりにくく再治療が少ない
審美性に優れている
強度があるため大臼歯の被せものにも対応できる
欠点
健康保険の適応外である
メタルフリーで行う場合はブリッジには対応できない
直接法はできないので型どりが必要
ジルコニア(高強度のセラミック)
ここ数年で飛躍的に適合がよくなり、かなり使用の機会が増えてきた材料です。金属と同じくらいの強度がありかつセラミックであるため、強度とメタルフリーを両立できる材料です。
利点
非常に強度が高いためブリッジやインプラントの上部構造にも対応できる
大臼歯の被せものにも対応できる
連結できるため、動揺している歯の固定にも利用できる
欠点
直接法には対応していない
被せものではない詰め物には対応していない
通常のセラミックに比べて透明感がないため、前歯部などに使う場合は特殊な工程が必要
硬すぎるため、咬合調整や研磨をしっかり行わないとかみ合う歯を傷めることがある
以上になります。
当院ではこのほかにも歯に建てる土台(ファイバーコア)や小臼歯の保険適応の被せもの(CAD/CAM冠)を積極的に導入し、できるだけメタルを使わない修復を心掛けております。
医院名 | みはし歯科クリニック |
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院長 | 三橋 憲司 |
所在地 | 〒182-0024東京都調布市布田3-1-7 池田ビル1F |
電話番号 | 042-444-6436 |
URL | https://www.mihashi-shika.com/ |
業務内容 | 一般歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科・予防歯科・インプラント・歯周病治療・審美歯科・ホワイトニングなど |
説明 | みはし歯科クリニックは調布市の調布駅徒歩1分にある歯医者です。調布駅前なのでお昼休み、お仕事帰り、お買い物のついでなどに通われる方も多くおられます。むし歯・歯周病、小児歯科・小児矯正・インプラントなどのご相談はみはし歯科クリニックへお気軽にお問合せください。 |