親知らずの抜歯
こんにちは。調布みはし歯科クリニックの三橋です。当院での親知らずの抜歯に関してお話しします。
まず、親知らずが4本ともまっすぐ生えている方は、抜歯の必要はありません。
しかし、日本人は4本の親知らずがまっすぐ生えていることはほとんどなく、生える方向が悪いため、虫歯になってしまうことがよくあります。また、親知らずは奥に生えていて、治療器具が入りづらいため、抜歯になってしまうことが多いです。
まず、上の親知らずの抜歯。これはほとんどの場合、すぐに終わります。麻酔から抜歯終了まで5分とかからないことも多いです。抜歯後の痛みや腫れもほとんどありません。
問題となってくるのは下の親知らずの抜歯です。横向きに生えていたり、歯根の形が悪かったり、ひどい場合は横向きに生えている親知らずが隣の歯の虫歯の穴に食い込んでいることもあります。さらに下顎には骨の中に太い神経、血管が走っています。親知らずの歯根がその神経に接触しているケースもあります。もちろんすぐに抜歯できることも多いですが、時間がかかることもあります。
当院では、そういった難しい抜歯も積極的に対応しております。CT撮影、超音波骨切削器等を使ってできるだけ短時間で、できるだけ低侵襲に行うことを心掛けております。ご不安に思われる方の多い親知らずですが、何もないときこそ、親知らずのことを気にかけてみてください。