お子様の歯をすこやかに保ちましょう!小児のむし歯予防のお話
こんにちは。
調布駅東口のみはし歯科クリニックです。
お子様にはいつまでも健康な歯でいてほしい。
親であれば誰もが願うことでしょう。
ですが、まだ小さいお子様にはむし歯のになるデメリットやケアの方法は分かりません。
子どもが怖がらずに、楽しく習慣的にむし歯予防をするにはどうすればいいのでしょうか。
今回は、お子様のむし歯予防の方法についてお話しいたします。
子どものむし歯予防は永久歯が生えるまでが肝心
生まれて初めての乳歯が生えてから、永久歯が生えそろう12~15歳頃までは、その後のお口の環境を左右する非常に重要な時期となります。
なぜなら、健康な永久歯を作るには、健康な乳歯が必要だからです。
乳歯がむし歯になると、その後生えてくる永久歯がむし歯になりやすくなる、永久歯の歯並びが乱れるといった悪影響を与えます。
「乳歯はどうせ生え替わるから」と軽く考えず、乳歯のうちから適切なケアを心がけましょう。
もちろん、永久歯が生えそろってからも、定期的にむし歯がないかチェックすることが大切です。
むし歯のチェックには歯医者への通院が必要ですが、むし歯が進行する前に連れてきていただいたほうが、お子さまは楽しく通えます。検診では痛みがでることは行いませんので、お口をきれいにするためにお越しください。
子どものむし歯の予防方法【歯医者に行く】
子どものむし歯の予防は、毎日のケアも大切ですが歯医者に行くことが大切です。できたてのむし歯は小さく、色も変わっていないため、見ただけではわかりません。
乳歯や生え変わったばかりの永久歯はエナメル質が柔らかくむし歯になりやすいため、早期発見・早期治療がとても重要になります。
歯医者で子どものむし歯予防のために行うことは3つです。
- 定期検診
- フッ素塗布
- シーラント
歯が生えた時、歯が生え変わった時などはもちろん、定期的な歯科検診を行ってむし歯を予防していきましょう。
定期的な歯科検診では、以下のような処置も行っております。
・フッ素の塗布
むし歯は、歯に付着したむし菌が出す酸でエナメル質が溶かされていくことで進行していきます。
フッ素にはむし歯菌の働きを弱めて酸を出しにくくするほか、酸で溶けた歯の「再石灰化」を促したり、歯を強化して酸に強く溶けにくい歯にしたりする効果があります。
フッ素を歯の表面に塗布することで、むし歯になりにくい歯にすることが可能です。
・シーラント
奥歯の溝を歯科用プラスチックで塞ぐ処置です。
歯の表面には細かい溝があり、特に奥歯は歯磨きがしにくい部分です。
そこで溝の中にむし歯菌が入り込まないように、溝の部分をプラスチックで塞いでむし歯予防をします。
ご自宅での仕上げ磨きもむし歯予防において大切
お口のケアで欠かせないのが、毎日の歯磨きです。
定期検診で歯医者に通院するのは3か月に1回、半年に1回など、お口の状態によって間隔があいてしまいます。
※適切な間隔はかかりつけの歯科医院で聞くことができます。
次の定期検診までは、おうちで楽しく歯磨きを行ってむし歯予防を行ってください。
お子様が好きなイラストの歯ブラシや、好きな味の歯磨きペーストを使ってみましょう。
うがいができるようになったら、歯磨きをした後に子ども用のマウスウォッシュも使えます。
小さなお子様にはまだ上手にブラッシングすることができませんので、お子様が自分で磨いた後にも親御様がしっかり「仕上げ磨き」をしてあげましょう。
仕上げ磨きの際に使う歯ブラシは、ヘッドが小さく奥歯までしっかり届くものがおすすめです。
お子様を寝かせた姿勢でひざに頭を乗せて安定させ、歯ブラシはペンを持つように軽く握って細かく動かします。
力を入れて磨くとお子様が痛がりますので、優しくブラッシングをしてください。
また、磨く順番は感覚の鈍い下の奥歯から始めて、上の奥歯、下の前歯、上の前歯で進めていきましょう。
まとめ
みはし歯科クリニックでは、親御様と二人三脚でお子様の歯の健康をお守りいたします。
定期的な歯科検診のほか、お子様の歯に少しでもおかしいと感じることがあれば、お気軽にご相談ください。