こんにちは。調布市、調布駅東口のみはし歯科クリニック、院長の三橋です。

本日は今年初めに導入したセレックシステムについてご説明いたします。

セレックシステムは、従来の粘土のようなもので型どりを行うのと異なり、口腔内スキャナーという特殊なカメラで型どりを行います。そのため型どりの精度が非常に良いことが特徴です。従来の型どりでは、型どりの材料が固まるとき、固まった型を口腔内から外すとき、型に石膏を注入して模型を作るときにそれぞれ寸法が変化します。また、材料自体が水の量や温度の影響を受けます。しかし口腔内スキャナーはデジタルデータであるため、寸法変化は全くなく、時間がたっても当然ですがデータは変化しません。データを技工所に送るのもメールで送信するだけであるため、宅配にかかる時間もありません。

また、口腔内スキャナーによる型どりは長時間固まるのを待つ必要がないため、患者さんは非常に楽です。データを画像ですぐ確認できるため再印象を行うこともありません。嘔吐反射という、口の中に異物が入ると苦しくなる患者さんでも楽に行うことが可能です。

また、当院ではミリングマシン、専用のファーネス（セラミックを焼く専用の炉）も院内に完備しているため、スキャナーのデータから直接セラミックの詰め物や被せものを作製することができます。院内で作業が完結するため作製日数を大幅に短縮することが可能で、ご希望の方には即日修復も可能です。